グローバルウェイは9月18日、「機械機器業界の年収ランキング」を発表した。調査対象は、『業界地図2018年版』(日本経済新聞出版社)の「工作機械」「造船重機・プラント」「建設機械」に記載があり、 同社が運営する企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」に雇用形態が正社員のユーザーから給与明細投稿が20件以上寄せられた企業。
同ランキングの平均年収は「キャリコネ」のユーザーから寄せられた情報をもとに算出しているため、 企業が発表している数値とは乖離がある場合がある。
第1位は、2017年度の売上高が4兆4311億円で、 利益も含めて過去最高の業績となった三菱電機だった(平均年収603万)。役員報酬制度に業績連動型株式報酬を採用しており、 1億円以上の役員数が企業別で5年連続1位、 4年連続で20人超えとなっている。2018年春闘では月額1500円のベースアップ(ベア)を回答し、 賞与は過去最高の6.13カ月分。
第2位は三菱重工業(平均年収593万円)だった。2018年4~6月期の連結純利益が150億円となり、 大幅な業績改善となった。 「頑張れば年収800万円は30代で到達できる。 「比較的給料は恵まれている。 最終的には1000万円プレイヤーになれるのがよい。 事業所によっては新しいマンションタイプの社宅に安く入居でき快適です」(研究開発/30代前半男性/年収700万円)といったクチコミも寄せられている。
第3位は川崎重工業(平均年収582万円)だった。報酬は公平性を重視しており、 全従業員に評価基準を開示、 「職能資格」に応じて処遇を決めているという。 「賃金制度はきちんとオープンになっているので自分の評価ランクがわかり、 モチベーションアップにつながります」(生産・製造技術/40代前半男性/年収1100万円)といったクチコミも寄せられている。