Microsoftは9月13日(米国時間)、「Announcing PowerShell Core 6.1|PowerShell Team Blog」において、PowerShell Coreの最新版となる「PowerShell Core 6.1」の公開を伝えた。オープンソース・ソフトウェアとしてのリリースは今回で2回目となる。今回のバージョンではWindowsモジュール互換性の向上が取り組まれており、PowerShellからPowerShell Coreへの移行がより簡単になっているという。
PowerShell Core 6.1の主な特徴は次のとおり。
- Windows 10およびWindows Server 2019における既存の1,900を超えるコマンドレットとの互換性確保
- .NET Core 2.1をベースにビルド
- 最新のWindows、macOS、Linuxに対応
- 大幅なパフォーマンスの向上
- 実験的な機能の導入
PowerShell Core 6.1のダウンロードおよびインストールについては「Installing various versions of PowerShell」に説明がまとまっている。PowerShell Coreはオープンソース・ソフトウェアとして公開されており、WindowsのみならずmacOSやLinuxでも利用可能。Windows、macOS、Linuxのすべてで管理用のシェルとして利用可能。
サポートされているプラットフォームは次のとおり。
- Windows 10、Windows 8.1、Windows 7
- Windows Server 2008R2、Windows Server 2012、Windows Server 2012R2、Windows Server 2016(リリース後のWindows Server 2019にも対応予定)
- Windows Server Semi-Annual Channel (SAC)
- macOS 10.12およびこれ以降のバージョン
- Ubuntu 14.04、Ubuntu 16.04、Ubuntu 18.04
- Debian 8.7、Debian 9
- CentOS 7
- Red Hat Enterprise Linux 7
- OpenSUSE 42.3
- Fedora 27、Fedora 28
オフィシャルサポートではないものの、次のオペレーティングシステムがコミュニティサポートとして利用できる状況になっている。
- Ubuntu 18.10
- Arch Linux
- Raspbian (ARM32)
- Kali Linux
- Alpine