Tecmint.comは2018年9月10日(米国時間)、「12 Practical Ping Command Examples for Linux Users」において、。pingコマンドはネットワークのトラブルが生じた時などに、ネットワークの到達性を調べる目的でよく使われるコマンド。
紹介されている主な使い方は次のとおり。
Linux pingコマンド | 内容 |
---|---|
ping ホスト | pingの基本的な使い方 |
ping -c 数 ホスト | 実行回数を指定 |
ping -i 数 -c 数 ホスト | 実行間隔と実行回数を指定 |
sudo ping -f ホスト | Flood pingを実施 |
ping -b ブロードキャストアドレス | ブロードキャストアドレスを使用 |
ping -t 数 ホスト | ホップ数を指定 |
ping -s 数 | パケットサイズを指定 |
sudo ping -l 数 ホスト | プリロードを指定 |
ping -W 数 ホスト | レスポンスタイムアウトを指定(秒) |
ping -w 数 ホスト | タイムアウトを指定(秒) |
ping -d ホスト | SO_DEBUGを指定 |
ping -v ホスト | 冗長アウトプット |
記事では、pingはさまざまなOSで利用できるが、Linuxで使うことを前提としてpingコマンドを取り上げている。このため、オプションの一部がLinux pingのみで利用できるものとなっている。FreeBSDおよびmacOSのpingコマンドは、以下のようにブロードキャストアドレスの指定やタイムアウト、TTLの指定オプションが異なっている。
FreeBSD/macOS pingコマンド | 内容 |
---|---|
ping ホスト | pingの基本的な使い方 |
ping -c 数 ホスト | 実行回数を指定 |
ping -i 数 -c 数 ホスト | 実行間隔と実行回数を指定 |
sudo ping -f ホスト | Flood pingを実施 |
ping ブロードキャストアドレス | ブロードキャストアドレスを指定 |
ping -m 数 ホスト | ホップ数を指定 |
ping -s 数 | パケットサイズを指定 |
sudo ping -l 数 ホスト | プリロードを指定 |
ping -W 数 ホスト | レスポンスタイムアウトを指定(秒) |
ping -t 数 ホスト | タイムアウトを指定(秒) |
ping -d ホスト | SO_DEBUGを指定 |
ping -v ホスト | 冗長アウトプット |
FreeBSDやmacOSのpingコマンドはブロードキャストアドレスをそのまま指定することができ、Linux pingコマンドのように-bを指定する必要はない。また、出力もオペレーティングシステムごとに異なっている。