Microsoftは米国時間2018年9月10日、既存のクラウド開発であるVSTS(Visual Studio Team Services)をリニューアルした「Azure DevOps」を公式ブログで発表した。既存のVSTS利用者は今後数カ月かけて自動的にアップグレードされる。

Azure DevOpsは各種言語やプラットフォーム、クラウドで動作するCI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)、GitHubなど任意のGitリポジトリに接続して、アプリケーションの継続的な展開を行う「Azure Pipelines」、バックログやチームダッシュボード、カスタムレポートなどを組み合わせて作業の計画や追跡を行う「Azure Boards」、Mavenやnpm、NuGetといったパッケージのCI/CDパイプラインへの追加を行う「Azure Artifacts」、クラウド上に容量無制限のプライベートGtiリポジトリを実現する「Azure Repos」、テストツールの「Azure Test Plans」と5つのサービスで構成される。

価格ページの説明によれば、オープンソースプロジェクトおよび5人までの小規模なチームであれば無料で使用可能。10ユーザー以上は3,360円~68万8,800円(1,000ユーザー)/月の支払いが必要となる。筆者が確認した限りだが、既に日本からの利用も可能だった。

阿久津良和(Cactus)