先日Google Chrome 69が公開されたが、多くのユーザーがそのUIの変更に気がついた。Google Chrome 69ではこれまでのような細かな調整ではなく、大幅にデザインが変更されている。最近流行のフラットデザインをより適用した形になった。2018年8月のデスクトップにおけるブラウザのシェアにおいてChromeは65%を超えており、このUI変更は多くのユーザーの目に止まったことが予想される。
新機能としてそれほど注目されていないが、GoogleがChromeに対して行ったもう1つの変更に注意しておく必要がある。それは、Chrome 69からはアドレスバーにおけるwww.が表示されないようになったことだ。編集モードに入ると表示されるが、通常の閲覧状態ではwww.は省略されて表示されない。同じくm.も省略の対象になっている。
Googleが表示を変更したことに関しては賛否両論ある。Chrome 69の段階では設定によって表示を元に戻すことも可能。chrome://flagsで「Omnibox UI Hide Steady-State URL Scheme and Trivial Subdomains」の設定をDisableに変更することで元に戻すことができる。なお、設定を有効にするにはChromeの再起動が必要。
www.やm.が表示されないことに対して否定的な意見が多ければ、挙動が元に戻る可能性もある。