DJIは9月7日、個人や企業に所属するドローン操縦者がドローンの基本的な飛行訓練や実際の現場における作業手順など専門的なトレーニングプログラムを受講できるトレーニングセンター「UTC」(Unmanned Aerial System Training Center)を日本で開校した。

  • トレーニングの様子

UTCはドローン操縦者の育成と教育の標準化を実現することで、ドローンによる業務の効率化を体系的に支援することを目的とし、2016年6月より中国でスタートした。現在、中国のUTCでは空撮、点検、農業、セキュリティと測量の5領域に特化した教習コースを提供している。

今回のUTCの開校に併せて、日本では総合機械メーカーのコマツが監修した測量に特化したプログラム「UAV写真測量 初級編 powered by KOMATSU SMART CONSTRUCTION」の提供を開始。同プログラムはドローンの実務経験にあわせて、初級者向けと中級者向けの2コースを提供する。

受講者は写真測量の目的、役割、手順とドローンの操縦方法や関連する法律などを体系的に学び、現場で必要とされるスキルを習得できるほか、2016年1月からDJI JAPANが管理する飛行技能認定「DJI CAMP」はUTC内で継続提供する。

初心者向けコースは、対象者がドローンの飛行経験および技術は問わず測量、建設業務に携わったこと、学んだことがある人、受講費は税別で34万円、日数は4日間、認定基準はオンラインテスト、飛行計画レポート、実技テストの合格基準点をクリアすること。

中級者向けコースは、対象者が測量・建設業務に携わったこと、学んだことがある方で、講習会の実技テスト(内容はUTCウェブサイトで確認)に合格できるスキルを持つ人、受講費は税別で25万円、日数は2.5日間、認定基準はオンラインテスト、飛行計画レポート、実技テストの合格基準点をクリアすること。