JTBとナビタイムジャパン、日本マイクロソフトの3社が協業開発している訪日外国人旅行者向けスマホアプリ「JAPAN Trip Navigator」が大幅に情報を追加。新機能を搭載するなど機能拡充を図ったことを6日、発表している。
「JAPAN Trip Navigator」は、Microsoft Azureを基盤に、JTBが持つ観光情報、ナビタイムジャパンの開発技術や移動経路情報と3社の特徴を活かし、協働で開発するAndroid、iOS対応のスマートフォンアプリで今年の2月にリリースしている。淡い富士山のアイコンをクリックするとAI活用の巫女さんチャットボット"MIKO"がその佇まいとは裏腹に軽快な英語で"Got it!"と近場のスポットを教えてくれる。写真や簡潔な紹介文、目的地への交通情報や地図と整理された情報の配置が印象的だが、これらをユーザー個人の"Plan"というセットとして扱うことで目的の観光を単体ではなく計画的なオブジェクトとしてしまっておけるのも特徴的なアプリだ。この「JAPAN Trip Navigator」が6日に大幅な機能拡充を行っている。
JTBが厳選する観光スポット約2,000件を追加、47都道府県を網羅する6,000件が情報提供される。日本人でもなかなかたどり着けないであろう良質なスポットは探していても飽きない。カテゴリもVisit(観光)、Eat(飲食)、Stay(宿泊)、Tour(ツアー・アクティビティ)と増加しているが、Tour/Activity(ツアー/アクティビティ)には国内向けパッケージツアーや文化、自然、食、乗り物など"コト"体験の予約(Voyagin社)も提供。現在地や目的地からアクティビティを計画することが可能になる。また、旅行者向けナビゲーションアプリ「NAVITIME for Japan Travel」との連携や自治体、DMO(Destination Management Organization)との提携など大幅な機能強化を図っている。