SCSKは9月3日、国内で10センター目となる新データセンター(DC)「netXDC(ネットエックス データセンター)三田第2センター」を12月に竣工すると発表した。

  • 2018年6月時点の新センター

    2018年6月時点の新センター

新センターは、兵庫県三田市にあるSCSKの既存データセンター「netXDC三田センター」の敷地内に第II期棟として建設し、今回約1万3200平方m(1500ラック規模)を延床。これにより、SCSKデータセンターの床面積は関東圏で約4万6000平方m、関西圏で約3万7000平方mとなり、合計約8万3000平方mの規模となる。

netXDC三田センターは活断層や水系からも十分な距離がある丘陵地に立地し、同社が提供するクラウドサービス「USiZE(ユーサイズ)」シリーズの中核センターの1つ。新センターは1フロア約500ラック収容可能、1フロア合計100平方mを超えるフリースペースを提供し、日本データセンター協会(JDCC)が策定するファシリティスタンダード「ティア4」に完全準拠している。

また、ISO/IEC 27001(ISMS)に基づく認証登録(2008年3月)やISO/IEC 20000(ITSMS)に基づく認証登録(2009年3月)、FISC基準およびJQA運用基準に基づく情報システム安全対策適合証明(2012年3月)、JEITA基準およびJQA運用基準に基づく情報システム安全対策適合証明(2012年3月)など竣工後はnetXDC三田センターと同様の外部認証の取得を予定している。

さらに、エンジニア(有資格者)が常駐し、ITIL(IT Infrastructure Library)をベースに設計されたプロセス・ツールを標準実装しているほか、自動化ツールやウェアラブルデバイスの採用により、高効率かつ高品質の運用業務を実現するという。

建物は地上5階、地下1階(免震)、電源設備は特別高圧77kV、本線予備線受電、ガスタービン発電機(無給油連続72時間稼働)、UPS(無停電電源装置、10分補償)、電力は最大1万2000kVA、電力は標準で実効4kVA、最大で同8kVA、冷却設備は外気冷却+高効率インバータターボ冷凍機となる。