早稲田大学インテリジェント・パフォーマンスアナリティクス研究所(IPAL)とアビームコンサルティングは、「スポーツパフォーマンス・データ分析に関する共同研究」を実施することで合意した発表した。スポーツ指導等におけるデータに基づく意思決定プロセスの開発を研究テーマとし、2018年9月より研究を開始する。

本研究ではIPALが有するスポーツ科学・人間科学分野の先進的な知見と、アビームコンサルティングがコンサルティングビジネスならびにスポーツ分野におけるデータ分析プロジェクトで蓄積した経験や手法を組み合わせることで、より実践的なデータ活用ノウハウの開発を目指す。

具体的には、初年度はゴルフ競技をテーマにパフォーマンスのばらつき要因を運動学・心理学・脳科学の観点に加え、指導者・選手の発話やドキュメントをもとに定性的な感覚が言語化される過程から分析。

また、導き出された結果をベースに、パフォーマンスの向上につながるコミュニケーションや指導方法論、データ分析に基づく意思決定プロセスのモデル化など、熟達するための手法を検討する。さらに、スポーツ以外にもパフォーマンス改善を必要とする業界・領域に対し広めていく予定。