開発言語Goが2018年8月24日(現地時間)、バージョン1.11に更新した。ダウンロードページからはWindows版やmacOS版、Linux版、ソースコードなどを入手できる。GoはRobert Griesemer氏やRobert Pike氏、Kenneth Thompson氏らが2009年11月に公開したGoogleによる開発言語だが、MicrosoftもAKS(Azure Container Service)などMicrosoft Azure基盤にGoを利用しているという。

  • Windows 10上で動作するGo 1.11

    Windows 10上で動作するGo 1.11

公式ブログによるとバージョン1.11は、これまでバージョン管理およびパッケージ配布を統合したGOPATHを代替する「モジュール」という概念が加わった。ただし、同バージョンでは実験的な存在にとどまる。また、クライアントサイドスクリプト言語のWebAssemblyに対する実験用のポートが加り、Web開発者は主要Webブラウザーと互換性を持つバイナリーの生成が可能。なお、Goランタイムを含むWebAssemblyモジュールは500KBから2MB程度まで圧縮できる。詳しい情報はリリースノートを参照してほしい。

阿久津良和(Cactus)