USEN-NEXT HOLDINGSとリクルートは、飲食店を中心とした業務店舗領域での労働生産性向上やIT化促進を目指した業務提携契約を交わしたことを23日、発表した。契約を受け、USENとリクルートライフスタイルは業務店向けビジネス拡大に向け、2018年度中にBtoB商材の相互取り次ぎを開始する。

店舗や施設用BGMなどの音楽配信事業やIoT事業と店舗向けサービスを展開するUSEN-NEXT GROUPは、全国約62万店の加盟店を持ち、またタブレットPOSレジ「USEN Register」を展開しており、売上集計や分析、管理をiPadアプリで提供、年中無休の365日の専用ヘルプデスクを整えるなど多角的に店舗を支えるビジネスを行っている。営業1000名、エンジニア750名を揃え全国150カ所の拠点から顧客サービスを提供するUSEN-NEXT GROUPは、初期施行工事や保守など顧客店舗のIT化を進める体制にも強みがある。

同様にPOSレジアプリ「Airレジ」や予約一元管理システム「Airリザーブ」など店舗向けソリューションを提供するリクルートライフスタイルは、カードも電子マネーも使える決済サービス「Airペイ」に加え、「支付宝(アリペイ)」や「WeChat Pay」など中国のモバイル決済アプリや「LINE Pay」、「d払い」に対応する「モバイル決済forAirレジ」などAirシリーズを拡充させており、開業からインフラ、設備、販促、経営分析とトータルで店舗運営向けのソリューション提供を目指す。

  • 提携の枠組み(同社資料より)

    提携の枠組み(同社資料より)