アイマトリックスは8月23日、メールセキュリティアプライアンス「マトリックススキャン APEXIII(マトリックススキャンエイペックススリー)」に、未知の脅威に対する最先端防衛策として、AI(人工知能)/ディープラーニング技術を活用したアンチウィルス機能搭載の新バージョン「Ver. 4.18.700」の提供を開始した。
近年、メールを経由したランサムウェアや標的型攻撃など外部からの攻撃は日々巧妙化・高度化しており、従来製品のようにパターンファイルに依存する方法だけでは未知の脅威を検出できていないことに加え、多くの組織はメールセキュリティ対策を行っているが、対策の不足を実感しているという。
最新版では、高度な処理能力を持つAIを活用した「msecTM AI アンチウィルス」を搭載し、従来のシグネチャベースウィルス定義ファイルによるウィルス検知エンジンに加え、AI搭載のアンチウィルスエンジンを採用することで、堅牢なメールセキュリティー対策を提供するとしている。
同製品はゲートウェイ型のメールセキュリティアプライアンスとなり、IP・ドメインレピュテーション、ホワイトリスト、送信者認証機能などと併用することで、リアルタイムでスパムメール検知率を実現しているという。
今後、同社では同技術による高度なウィルス対策のみならず、AI/ディープラーニングを活用した技術応用の早期実用化・発展を通じ、安全なビジネス環境に寄与していく考えだ。なお、提供形態は通常のアプライアンスに加え、仮想アプライアンスも用意している。