デルとEMCジャパン(Dell EMC)は8月22日、新しいZシリーズ100GbEファブリックスイッチ「Dell EMC Networking Z9264F-ON」を発表した。価格は664万3100円(税別)から、提供開始時期は8月31日。

  • Z9264F-ONの外観

    Z9264F-ONの外観

新製品は、米Broadcomの6.4Tb/sイーサネットスイッチングシリコン「StrataXGS Tomahawk II」を基盤とし、ハイパフォーマンスなデータセンタースパイン(幹型)やファブリックアプリケーション向けの目的特化型プラットフォームとして、データセンターラック間の超高速ネットワーク接続を提供するという。

また、コンパクトな2RUのフォームファクタで100GbEを64ポート装備し、大規模でコストがかさむ既存のシャーシスイッチングシステムを切り替えると同時に、40GbEから100GbEへの移行を進めたい企業に適するソリューションを提供するとしている。

同社が提唱するビジョン「オープンネットワーキング」に基づいており、同社またはパートナーのソフトウェアとの組み合わせにより、柔軟性と能力を備えた物理ネットワークインフラストラクチャを構築できるという。

モダンデータセンターでは、物理ネットワークと仮想ネットワークとの統合により仮想マシン(VM)とコンテナを接続し、ソフトウェアデファインドデータセンターを形成するとしている。

これを実現するため、同社は米VMwareとパートナーを組み、相乗効果をもたらすソリューションを提供することで、コストとオペレーションを合理化するという。また、新製品のユーザー企業は同社の「OS10 Open Edition」パッケージを実行でき、同パッケージはLinux FoundationのOpenSwitchソフトウェアを基盤にしている。オプションとしてOpen Compute ProjectからダウンロードできるOpenSwitchやSONiCの無償バージョンも利用を可能としている。