英DCD Groupが提供するデータセンター(DC)研修・資格制度「DCPRO」を日本で展開するDC ASIAは8月22日、「データセンターの電力に関する専門家コース: Data Center Power Professional(DCPP)」を2018年11月から提供開始すると発表した。
新コースは、現在開催中のDCPROの2つのコース「データセンター設計の基礎: Data Center Design Awareness(DCDA)」および「データセンターのエネルギー効率: Energy Efficiency Best Practice(EEBP)」の上位にあたり、DCPROのキャリアデベロップメントにおける設計・構築領域の最高位でスペシャリストレベルのコース。
DCにとって重要な要素となる配電、重要システム、エネルギー効率などから国内外の最新トレンドまで、DCのインフラ基盤を支える電力を考える上で鍵となる課題を、DCPROの受講生参加型メソッドによる演習を通して理解を確かめながら高いレベルで学ぶ。
新コースの概要としては、DCの電力消費、電力の基礎/ユーティリティサプライ、電力アーキテクチャ、信頼性/可用性/MTBFとMTTR、UPSトポロジー、スタティック/ロータリー、DRUPS、電力戦略と重要な電力機器、バッテリーのエネルギー貯蔵、代替エネルギー貯蔵、ATSとSTS、修了試験の11点を挙げている。
主な受講対象者としては規模の大小に関わらず、すべての施設・組織におけるITマネージャー、設備コンサルタント、HVACエンジニア、施工業者、デベロッパー、ファシリティ管理マネージャーなど。
また、現在DCやサーバ室の管理に携わっている人や、新規プロジェクトで機器の選定や設計・施工に携わっている人に加え、DCPROやBISCIの設計・構築領域の学習をし、さらにこの領域の知識を深めたい人には取り組みやすいコースだという。
第1回の日程は11月14日から16日までの3日間、受講料は29万8000円(税別)、開催場所は東京都内の予定している。