デジタルステージは8月21日、HTMLやCSSなどを記述せずにWebサイトを作成できるソフト「BiND for WebLiFE」シリーズと「BiNDクラウド」を統合したサービス「BiNDup」(バインド・アップ)を、9月27日に発売すると発表した。

新サービスは、クラウドならではの技術を採り入れたオンラインサービスと、安定した環境で使い続けられるデスクトップアプリケーションの両方を兼ね備えたサービス。

CMS機能である「BiND Press」の仕組みを抜本的に見直すことで高速化を実現しており、大規模なページに耐えうる機能と環境を備えているという。将来的には複数アカウントでの更新が可能になるなど、コンテンツマーケティングを実現する本格的なCMSに拡張できるとしている。なお、同機能の複数人での更新管理機能は、今後ビジネスコースで対応を予定している。

  • CMS機能のイメージ

    CMS機能のイメージ

また、CSS設定を直感的かつ詳細に行える「Dress」機能の強化や、サイトのコンバージョンに関わる重要な情報を別ウィンドウでポップアップして表示する「ウィジェット機能」を新たに搭載。さらに、同サービスから独自ドメインを直接取得可能になり、SEOにも影響する常時SSL化やAMP対応を自動で行う仕組みを追加している。

  • 独自ドメイン取得画面と常時SSL化のイメージ

    独自ドメイン取得画面と常時SSL化のイメージ

Dress機能は、サイトのカラー定義やCSS設定が容易になり、デザインに不慣れな人でも色や文字、背景などを直感的に変えられることに加え、CSSの知識がある人向けの設定機能では使い勝手を大きく向上したという。基本設定と詳細設定を分けることで、幅広いスキルの人が満足して使いこなせるとしている。

  • Dress機能のイメージ

    Dress機能のイメージ

ウィジェット機能は、サイトのCVRをアップさせるための多様なコンテンツをページの合計6カ所に設置と可能としており、常時固定やスクロールしてから出現させるなど、表示方法を用途によって選べるという。画像編集ツール「SiGN」で作成したバナーや「Smooth Contact」で作成したフォームなど、多様な用途のウィジェットを自由にデザインして設置することで、重要な情報をアピールを可能としている。

  • ウィジェットの配置イメージ

    ウィジェットの配置イメージ

独自ドメインを直接取得については、同サービス上でシームレスに行える仕組みを確立しており、汎用型ドメインなど「お名前.com」で扱うドメインを直接取得できるほか、一部のドメインを無料で提供するとしている。

なお、エントリーコースは初年度無料、基本コースのクラウド登録及びビジネスコースは加入月が無料となる。価格は、エントリーコースが月額480円(税別)、基本コースのうちパッケージ購入の場合が2万9760円(同)、クラウド登録の場合が年額2万9760円(同)または月額2980円(同)、ビジネスコースが年額9万8000円(同)または月額9800円(同)。