GIMPチームは2018年8月19日(米国時間)、「GIMP 2.10.6 Released - GIMP」において、GIMPの最新版となる「GIMP 2.10.6」の公開を伝えた。GIMP 2.10.x系の4つ目のリリースとなるもので、バグ修正や最適化、新機能の導入などが行われている。
GIMP 2.10.6における主な変更点や新機能は次のとおり。
- 縦書き機能のサポート。縦書き機能は日本をはじめアジアの一部の国・地域で特に要望の強かった機能。このバージョンからGIMPでも縦書きが利用できるようになった
- 新しいフィルタの導入(Little Planet、Long Shadow)
- 縦方向におけるStraightening機能の導入。横方向におけるStraightening機能は1つ前のバージョンに導入されており、すでにユーザーから高い評価を得ている
- 最適化された描画可能なプレビューレンダリング機能
- 新たなローカリゼーション「Marathi」の導入
- ファイルダイアログにおけるフィルタリング機能の改善
- WindowsにおけるDLLファイルのハンドリングを改善
GIMPは人気の高いオープンソースソフトの画像操作アプリケーション。LinuxやUNIX系のオペレーティングシステムのみならず、WindowsやmacOSでも利用できる。