Tecmint.comは8月15日(米国時間)、「15 Tips On How to Use 'Curl' Command in Linux」において、curlコマンドの使い方15選を紹介した。curlはネットワーク経由のファイルダウンロードやアップロードを実施するためのコマンド。さまざまなプロトコルに対応しているほか多種多様な機能を提供しており、ネットワークを経由したデータ転送を自動化するコマンドとして重宝されている。
取り上げられている主な使い方は次のとおり。
バージョンを表示
curl --version
ファイルのダウンロード
curl -O URL
curl -o ファイル名 URL
ファイルのダウンロード(前回の途中からの再開)
curl -C - -O URL
複数ファイルのダウンロード
curl -O URL1 URL2 ...
ファイルに記載したリストからダウンロード
xargs -n 1 curl -O < リストファイルパス
プロクシサーバを経由してのダウンロード
curl -x プロクシURL:ポート番号 -U ユーザ名:パスワード -O URL
HTTPヘッダを表示
curl -I Webサーバドメイン名
パラメータ付きPOSTリクエスト
curl --data "キー1=値1&キー2=値2" URL
FTPサーバからファイルをダウンロード
curl -u ユーザ名:パスワード -O FTPのURL
FTPサーバへファイルをアップロード
curl -u ユーザ名:パスワード -T ファイル名 FTPのURL
WebブラウザUser Agentを指定
curl -I URL --user-agent "WebブラウザのUser Agent"
Webサイトのクッキーを保存
curl --cookie-jar クッキーを保存するファイルパス URL -O
保存したクッキーを利用
curl --cookie クッキーが保存されたファイルパス URL
ローカルホストを指定した名前で利用
curl --resolve Webサイトのドメイン名:ポート番号:localhost URL
ダウンロード通信上限を指定しての利用
curl --limit-rate 100K URL -O
curlではCookieを取得して利用することが可能なほか、POSTリクエストといったアップロード側の作業も行うことができる。Webブラウザを使って手動で行っていたような操作を自動化することなどが行える。