HowtoForgeに8月10日(米国時間)に掲載された記事「Linux chsh Command Tutorial for Beginners (5 Examples)」が、chshコマンドの使い方を伝えた。chshはユーザーのデフォルトシェルを変更するコマンド。
LinuxディストリビューションやmacOSではbashがデフォルトシェルになっており、コンソールやターミナルアプリケーションではbashを利用することが多い。デフォルトシェルを編集することでコンソールやターミナルアプリケーションで起動してくるシェルを変更することができる。
chshコマンドの主な使い方は次のとおり。chshはオプションを指定しない限りエディタが起動する仕組みになっており、記載されているシェルを他のシェルに変更して保存することで機能するようになる。
chshコマンドの基本的な使い方
chsh
指定したユーザのシェルを変更する方法
chsh ユーザ
インタラクティブに編集しないでシェルを変更する方法
chsh -s シェルのパス
chshコマンドで指定できるシェルは/etc/shellsファイルにエントリがあるものに限定されている。
/etc/shellsファイルに書いてあるシェルを指定できる
% cat /etc/shells
# $FreeBSD: releng/11.2/etc/shells 59717 2000-04-27 21:58:46Z ache $
#
# List of acceptable shells for chpass(1).
# Ftpd will not allow users to connect who are not using
# one of these shells.
/bin/sh
/bin/csh
/bin/tcsh
/usr/local/bin/ksh
/usr/local/bin/zsh
/usr/local/bin/rzsh
/usr/local/bin/fish
/usr/local/libexec/git-core/git-shell
/usr/local/bin/bash
/usr/local/bin/rbash
%
ユーザーはpasswdコマンドでパスワードの変更、chshコマンドでデフォルトシェルの変更を行うことができる。