HowtoForgeに2018年8月9日(米国時間)に掲載された記事「Linux bzcmp, bzdiff, bzmore, bzless, and bzgrep Commands Explained with Examples」が、bzip2コマンドで圧縮されたファイルを操作するコマンドbzcmp、bzdiff、bzmore、bzless、bzgrepの使い方を伝えた。bzip2で圧縮されたファイルを一旦展開するといった手順を経ることなくファイルの比較や閲覧、検索などが行えるという。

各コマンドの主な使い方は次のとおり。

bzcmpコマンドでファイルの比較

bzcmp ファイル1.bz2 ファイル2.bz2

bzdiffコマンドでファイルの差分を出力

bzdiff ファイル1.bz2 ファイル2.bz2

bzmoreコマンドでファイルの中身を閲覧

bzmore ファイル.bz2

bzlessコマンドでファイルの中身を閲覧

bzless ファイル.bz2

bzgrepコマンドでファイルの中身を検索

bzgrep キーワード ファイル.bz2
  • bzdiffコマンドの実行例

    bzdiffコマンドの実行例

  • bzmoreコマンドの実行例

    bzmoreコマンドの実行例

  • bzgrepコマンドの実行例

    bzgrepコマンドの実行例

bzcmp、bzdiff、bzmore、bzless、bzgrepコマンドを利用することで、bzip2で圧縮されたファイルを一旦展開するといった手順を経ることなく圧縮されたファイルの中身を取り出して操作の対象とすることができる。bzip2で圧縮されたファイルを扱う機会が多い場合は、こうしたコマンドにより利便性を向上させることが可能。