アニメや漫画が持つ没入感は不思議なものでキャラクターが持つ特徴とセリフ、ストーリーなど作者が持つ世界観がダイレクトに伝わってくる。3DCGやモーションキャプチャで創ったアバターを身に纏いYouTube上で動画配信を行うバーチャルYouTuberも独自の世界観で楽しませてくれる。現在も毎月多くのVTuberがデビューしているが、モーションキャプチャやツールを駆使して作るなどコストや手間も大変なのが現状だという。グリーの子会社であるWright Flyer Live Entertainmentは7日、VTuber専用ライブ配信プラットフォーム「REALITY」の提供を発表した。

Wright Flyer Live Entertainmentは、グリーが4月に設立を発表した同社100%出資の子会社でVirtual YouTuberを中心としたエンターテインメント事業を行う企業でバーチャルYouTuberの発掘や育成、マネジメント、動画番組の企画や制作を開始している。同社が発表した「REALITY」はVTuberがライブ配信を行い、ユーザーはアプリで番組を視聴できる専用ライブ配信プラットフォーム。バーチャル空間にギフトを送って応援できるが、ギフトの中にはVTuberがそのまま装着できるものもあり、配信者は有償ギフトで売上を獲得できるなど収益システムも用意している。また今秋には、専用機材なくスマートフォンのみで誰でも簡単にオリジナルアバターを作りライブ配信ができるアバタープラットフォームα版「REALITY Avatar(仮称)」の公開を予定していることを発表している。

同社は、エコシステム構築のためにデビュー支援や継続的なファン獲得や収益化支援など「なりたい自分で、生きていく」世界を実現するという長期ビジョンのもとVTuber支援を行っていくと述べている