欧州で開かれていた国際物理、国際化学の両オリンピックで日本代表高校生の9人全員がメダルを獲得した。メダルの内訳はポルトガルでの物理オリンピックでは5人が金1、銀4、スロバキアとチェコでの化学オリンピックでは4人が金1、銀2、銅1。文部科学省が7月30日発表した。

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    写真1 国際物理オリンピックで金と銀のメダルを獲得した日本代表の5人(物理オリンピック日本委員会のホームページ「JPhO速報ページ」から/提供・物理オリンピック日本委員会)

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    写真2 国際化学オリンピックで金、銀、銅のメダルを獲得した日本代表の4人(「夢・化学-21」委員会と日本化学会プレスリリースから/提供・日本化学会)

発表によると、国際物理オリンピックの金メダルは岡山県立岡山朝日高等学校3年の大倉拓真(おおくら たくま)さん(17)。銀は初芝富田林高等学校(大阪府)3年の喜田輪(きだ りん)さん(17)、大阪星光学院高等学校2年の末広多聞(すえひろ たもん)さん(17)、同3年の永濱壮真(ながはま そうま)さん(17)、灘高等学校(兵庫県)3年の吉見光祐(よしみ こうすけ)さん(18)。

今年は7月21日から29日までポルトガルのリスボンで開かれ、86カ国・地域から396人が参加した。日本は、2006年から参加している。

国際化学オリンピックの金メダル獲得者は筑波大学付属駒場高等学校(東京都)3年の石井敬直(いしい たかなお)さん(17)。銀は甲陽学院高等学校(兵庫県)3年の西口大智(にしぐち たいち)さん(17)と聖光学院高等学校(神奈川県)3年の増永裕太(ますなが ゆうた)さん(17)。銅は大阪星光学院高等学校3年の福本優斗(ふくもと ゆうと)さん(18)。

今年は7月19日から29日までスロバキアのブラチスラバとチェコのプラハで開かれ、76カ国・地域から300人が参加した。日本は、2003年から参加している。

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