デルは31日、Dell Precisionワークステーション初のカテゴリーとなる1Uラック ワークステーション「Dell Precision 3930 Rack」を発表した。販売開始は2018年8月中旬(予定)、標準価格は15万9,980円〜(税別、配送料込)。
「Dell Precision 3930 Rack」は、設置スペースが限られている場合やリモート環境で使用しているプロフェッショナル カスタマー向けに開発されたワークステーション。
製造業における産業用機械のオートメーション化や制御を始め、ヘルスケア、エンジニアリング、石油およびガス、メディアおよびエンターテインメント、金融、教育などの分野において活用するのに適している。
また、ユーザー毎に独立した環境による快適さと優れたセキュリティーを提供し、ワークスペースから熱やノイズを排除することで、作業環境の美観を高める。
筐体は、奥行きの短い1Uラックを採用。1Uのラック対応筐体に最新の第8世代Intel CoreシリーズやXeon E3プロセッサーを搭載する。1Uあたり1ユーザーの高密度なラック環境を実現するほか、ソリューションへのインテグレーションをさらに容易にする、高さ4.26センチ(1U)、奥行き55.88センチの筐体に加え、構成により最大45℃の動作温度を実現する。
最大250Wまでのデュアルワイド幅を持つパワフルなGPUを搭載可能で、PCIe x4拡張スロット1つに加えて、PCIe x16拡張スロット1つ、PCIe x8拡張スロット2つの構成、またはPCI拡張スロット(32ビット、33MHz)を選択できる。なお、構成によりフルレングス カードをサポートするなど、快適なパフォーマンスと柔軟な拡張性を誇る。
WyseゼロクライアントとTeradiciアダプターによるハードウェア ベースのリモート アクセス ソリューション(デュアルまたはクアッド)により、1:1のPCoIPによる安全なユーザーアクセスやIntel vProによるリモート管理を実現している。
なお、同製品は、ソリューションへの組み込み用途に最適な「ロングライフモデル(XLモデル)」も合わせて提供を開始する。