JapanTaxiとNTTドコモは7月30日、資本・業務提携契約を締結したと発表した。これにより、新しい決済手段の導入や新サービスの開発を検討していく。
JapanTaxiはタクシー配車アプリ「全国タクシー」を提供しており、同アプリは500万ダウンロード、車両登録数は全国のタクシー車両の約4分の1となる6万台以上と、タクシー配車アプリとして国内トップシェアを占めているという。
一方、ドコモは中期戦略「beyond宣言」に基づき、「体感革新」を提供する次世代モビリティの推進を進めており、ICT(情報通信技術)を活用したソリューションで、「AIタクシー」や「dカーシェア」をはじめ、モビリティ分野においてサービスを提供している。
また、両社はこれまで全国タクシーとドコモのAIエージェントサービス「my daiz」の連携を行うなど、双方のサービスの価値向上のための取り組みを行ってきた。
今回の資本・業務提携契約の締結により、JapanTaxiが全国展開をしているQRコード決済機能を搭載した広告タブレットに、ドコモの「d払い」など新しい決済手段を導入するほか、ドコモが提供する「近未来人数予測」といった技術と、JapanTaxiが展開する配車プラットフォーム、広告プラットフォームなどを組み合わせたサービスの開発を検討していく。
資本提携ではJapanTaxiが第三者割当増資により発行する株式をドコモが取得し、取得総額は22億5000万円。