グローバルウェイは7月25日、「電気機器業界の働きやすい企業ランキング」を発表した。同ランキングは、同社が運営する企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」のユーザーによる「労働時間」「やりがい」「ストレス」「休日」「給与」「ホワイト度」の評価の平均点をまとめたもの。

調査対象は、『業界地図2018年版』(日本経済新聞出版社)の「AV・デジタル家電」「デジカメ・ビデオカメラ」「事務機器」「白物家電」に記載の企業のうち、期間中に「キャリコネ」に20件以上の評価が寄せられた企業。

第1位となったのはパナソニック(総合評価3.65)で、これに、ソニー(同3.64)、キヤノン(同3.56)が続いている。

パナソニック(当時は松下電器産業)は1965年、日本で初めて週休2日制を導入、MBA留学制度や一定期間業務から離れてスキルアップに集中できる研修制度があるなど、人材育成に力を入れているという。2018年には服装を自由化し、社員が1年程度他社で働ける「社外留職」、別の部門の仕事を掛け持ちできる「社内複業」など、ユニークな制度も導入している。

第2位のソニーは2015年に、配偶者の海外赴任や留学に同行する際に利用できる休職(最長5年)、私費就学による休職(最長2年)を可能にする「フレキシブルキャリア休職制度」を導入。評価項目別では「給与」の満足度で第1位を獲得したという。

第3位のキヤノンは、妊娠判明時から利用できる休業制度・短時間勤務制度、不妊治療費補助制度、ベビーシッター料金の割引制度を導入している。トップ主導で働き方改革に取り組み、「労働時間」「ストレス」「ホワイト度」の3項目で第1位を獲得したという。

  • 電気機器業界の働きやすい企業ランキング 資料:グローバルウェイ