NECは7月20日、今年4月1日付で実施した組織変更に伴い、事業セグメントを変更し、2018年度(2019年3月期)第1四半期の決算発表(今年7月31日予定)から、この変更後のセグメントを用いて業績の発表を行うと発表した。
同社は今年4月1日付けで、各ビジネスユニットに分散していた海外市場中心に展開する事業を「グローバルビジネスユニット」に集約し、事業責任と権限を一元化した。これに伴い、「その他」というセグメントに含めていた、グローバルビジネスユニットを「グローバル」セグメントとして新設した。
「グローバル」セグメントに集約する事業は、「テレコムキャリア」セグメントに属していた、海外サービスプロバイダ向けソフトウェア・サービス事業、ワイヤレスソリューション事業、海洋システム事業、「システムプラットフォーム」セグメントに属していた、海外向けユニファイドコミュニケーション事業、ディスプレイ事業、「その他」に属していたエネルギー事業など。
また、IoT/5G時代に向けてネットワークへのニーズが多様化する中、テレコムキャリア市場で培ったネットワークの強みをサービスプロバイダーや製造業、流通・サービス業、自治体などの市場に展開していくため、4月1日付で「テレコムキャリアビジネスユニット」を「ネットワークサービスビジネスユニット」に改称。これに伴い、従来の「テレコムキャリア」セグメントは「ネットワークサービス」セグメントに改称した。