NEC は、ファイルサーバ統合管理ソフト「NIAS(NEC InformationAssessment System)」を強化し、メジャーバージョンアップしたV4.1の販売を、同日より開始すると発表した。

NIAS は、ファイルサーバの見える化や不要ファイルの整理によってストレージ容量の肥大化を防ぎ、ファイル単位でのアクセス権の管理や、個人情報を含む重要なファイルの可視化およびセキュリティ対策を可能とするファイル管理製品。

  • NIASのダッシュボード

価格(税別)は、基本ライセンス 50万円~、リソース管理オプションおよび個人情報検出オプションが50万円~。

  • NIASのアクセス権の管理

新バージョンでは、これまで拠点単位の管理であったものを、グローバルに展開する企業の海外拠点や工場、店舗など、世界中の拠点にあるファイルサーバに対して、NIASのエージェントサーバが全拠点のファイルサーバ情報を収集し、NIAS管理サーバに集約することで、一括した管理が可能になった。

  • 世界中の拠点を一括管理

これにより、共通の管理ルールやセキュリティポリシーで管理することができるようになるという。

また、新製品は、NEC のファイル暗号化製品「Infocage FileShell」と連携することで、ファイルサーバに格納された個人情報を含む重要なファイルだけを定期的に見つけ出し、その場ですぐに暗号化を行う。暗号化するファイルは、氏名、メールアドレス、住所、電話番号、マイナンバー、クレジット番号や指定した文字列(「機密」「社外秘」など)が含まれているファイルを検出する。また、企業独自の追加項目の指定も可能だという。

  • 個人情報検出

そのほか、従来のAWSやAzure等のクラウドサービスとの連携に加え、クラウドストレージ「Box」との連携が可能になったという。