グリーは18日、国立研究開発法人 産業技術総合研究所(産総研)の人工知能研究センターに社員が出向しディープラーニングに関する研究を開始したことを発表した。

人工知能研究センターはコンセプトのひとつに「実世界に埋め込まれるAI」を掲げており、「人工知能研究センターパンフレット」で、センター長の辻井潤一氏は"産・学・官をつなぐオープンイノベーションの場を創出したい"と世界規模で優秀な技術者の獲得激化が伝えられるなか、大学や各企業が共同で研究できる場を提供できる公的機関の重要性を説いている。

グリーでは、今回の同センターへの出向は事業とは直接関係しない広く社会に益する研究課題に従事することや、得られた研究開発に関する知見や人的ネットワークは同社グループ内における事業への応用や拡大に貢献できるとの期待を表明している。また、学術分野から実用分野への応用転換のスピードが増している状況に言及しており、今後も学術機関や研究者との交流をより一層推進し、実用分野への応用を加速していく構えだ。