Tecmint.comは7月12日(米国時間)、「Teleconsole - Share Your Linux Terminal with Your Friends」において、複数のユーザーでコンソールを共有できるコマンド「Teleconsole」のインストール方法と使い方を紹介した。Webブラウザ向けのUIを使えば、Webブラウザからコンソールを操作することも可能。

Teleconsoleコマンドのインストール方法

curl https://www.teleconsole.com/get.sh | sh

Teleconsoleはどこかのコンソールで実行するとセッションが作成されるので、この時に表示されるセッションIDを使って他のコンソールやWebUIから接続して利用する。

Teleconsoleの起動

teleconsole

ほかのコンソールからセッションIDを指定してログイン

teleconsole join XXXXXXXXXXXXXXXXセッションIDXXXXXXXXXXXXXX
  • Teleconsoleを起動

    Teleconsoleを起動

  • ほかのコンソールからTeleconsoleを使って接続

    ほかのコンソールからTeleconsoleを使って接続

  • 表示されるURLにアクセスすることでWebブラウザからもコンソール共有が可能

    表示されるURLにアクセスすることでWebブラウザからもコンソール共有が可能

Teleconsoleで共有されているコンソールは相互に操作が可能であり、相手が入力した内容はリアルタイムに自分のコンソールにも反映される。コンソールでの作業を同時に実施したり、操作方法の知識を共有したりする際に利用できる。

ただし、セキュリティには十分留意する必要がある。共有を許可する相手は自分と同じ権限を持っていることになるため、共有を許可した相手によっては機密情報の漏洩などにも結びつくおそれがある。

Teleconsoleは「GitHub - gravitational/teleconsole - Releases」においてバイナリも提供されており、macOS版、Linux版、FreeBSD版が提供されている。ソースコードも公開されており、こちらからビルドして利用することも可能。