デルとEMCジャパンは7月12日、Integrated Data Protection Appliance(以下IDPA)の最新ラインアップ「Dell EMC IDPA DP4400」を発表した。価格は税別で928万800円(最小24TB構成)~。
新製品は、第14世代「Dell EMC PowerEdge」サーバを基盤にした高密度な2Uプラットフォームとなり、バックアップ、重複排除、レプリケーション、リカバリなどの統合データ保護機能とともに、クラウドへのDR(ディザスタリカバリ)および長期的なデータ保持(LTR)機能を提供。
リモートオフィス/ブランチオフィス(ROBO)環境への展開と管理に適し、セルフサービスでもインストール可能な使いやすいHTML5ユーザーインタフェースを備え、追加のハードウェアを購入する必要なしに単一のアプライアンスを設置状態のままで最小24TBから、ライセンスキーの使用のみで最大96TBまでスケールアップを可能としている。
また、VMware環境において平均55:1の重複排除率で大量のデータを保護し、約5PBの利用可能データ容量の保護を可能とし、クラウド長期保持のための「Cloud Tier」機能により、合計データ容量は14.4PBまで増やすことができる。MySQLやMongoDBなどのモダンアプリケーションを物理環境と仮想環境の両方でサポートするとともに、複数のハイパーバイザーをサポート(VMware vSphereおよびMicrosoft Hyper-V)。
さらに、NVMeフラッシュの搭載によりバックアップウィンドウを最高で半分に短縮可能であり、重複排除したデータのみをバックアップすることで帯域幅は最大98%まで減少し、仮想マシンの回復と迅速なアクセスを提供しながら7倍のバックアップストリームをサポートするという。
加えて、それぞれ5TBライセンスの「Cloud Disaster Recovery」およびCloud Tier、また1年間のサブスクリプション形式で仮想マシン5つが含まれているDell EMC RecoverPointfor Virtual Machinesスターターパックとともに提供(購入時選択のフリーオプション)する。
保証は「Dell EMC Future-Proof Loyalty Program」に含まれる3年間のSatisfaction Guarantee(満足保証)、Hardware Investment Protection(ハードウェア投資保護)、最大55:1のデータ保護重複排除保証などとなる、