ラネクシーは、米アキュソフトが開発した高精細・多機能ビューイングエンジン「PrizmDoc V13」(プリズムドック)の販売を、7月11日より開始したことを発表した。同社の提携代理店経由で販売され、価格は49万8,000(税別)。
PrizmDocは、Office文書やPDF、CAD画像など様々な種類のファイルをサーバー上で変換し、Webブラウザで表示させるビューイングエンジン。専用のアプリケーションをインストールしなくても300種類以上のさまざまなファイル形式のドキュメントを閲覧できるため、ソフトウェアのライセンス費用を大幅に削減できるのが特長だ。また、表示するドキュメントをクライアントPCにダウンロードする必要が無いため、セキュリティの向上とストレージコストの削減にも貢献する。
今回の最新バージョンでは、Microsoft Wordドキュメントに対し、テキスト等の編集差異を簡単に確認できる文書比較機能が追加された。ドキュメントの比較方法は、新旧のドキュメントに対してフォントの違いや単語・段落の追加や省略など、書式変更に関する差異をマーカーおよび異なるフォントカラーを利用し、Webブラウザから視覚的に把握できる。ただし同機能はMicrosoft Officeコンバーター機能を有効にする必要があり、別途Microsoft Officeのライセンスが必要となる。
また、サポート対象のOSに「Windows Server 2016」と「Ubuntu 16.04」が追加されたほか、Microsoft Office文書における読み込み高速化の実現とタブレットやスマートフォン使用時にマルチデバイス用ビューワの操作性が向上している。これにより、最新サーバー環境でPrizmDoc運用が可能となり、ユーザーはWebブラウザによりドキュメントの共有・確認を快適に行える。
なお、「PrizmDoc V13 for Developer」の詳しい情報は、PrizmDocの製品情報ページを参照のこと。同ページからトライアル版をダウンロードできる。