Microsoftは6月5日(米国時間)、「Visual Studio Code June 2018」において、Visual Studio Codeの2018年6月アップデート版となる「Visual Studio Code version 1.25」の公開を伝えた。2018年6月のアップデートでは、先月プレビュー版として導入したいくつかの機能が安定版と位置づけられている。
Visual Studio Code version 1.25の主な注目点は次のとおり。
- エディタのサイズを縦横自由に変更できるグリッドエディターレイアウトの導入
- シンボルツリーアウトラインおよびシンボルツリーナビゲーション機能を備えたアウトラインビュー
- ファイル、フォルダ、Visual Studio Codeワークスペースファイルをドラッグ&ドロップでオープンする機能に対応
- サジェストを表示するかどうかを設定可能に変更
- 大文字小文字の切り替わり部分やアンダーバーなどを区切りとして機能する新しいカーソル移動機能や文字列削除機能の導入
- デバッグツールバーを常に表示できるようにするフローティングデバッグツールバー機能
- エクステンションビューに新しいビューを採用
- Language Serverプロトコルインスペクタ導入
- Python Flaskを使ってWebアプリケーションを開発するための新しいチュートリアルの導入
- 設定画面に新しいUI/UXを導入(プレビュー段階)
Stack Overflowが10万人を超える開発者に対して実施したアンケート「Stack Overflow Developer Survey 2018」では、Visual Studio CodeがVisual Studioを抑えて最も人気がある開発環境に選ばれている。
エディタ自体の出来がよいうえ、軽量で高速、さらにエクステンションをインストールすることで目的としてプログラミング言語の開発環境として利用できることなどが、人気の要因の1つになっていると見られる。