PFUは、同社の小型組込みコンピュータAR2100/AR2200に、Deep Learningアクセラレータカードを搭載し、小型かつ低消費電力でディープラーニング処理を行う「AR2100/AR2200ディープラーニングセットモデル」の販売を開始することを発表した。出荷開始は11月末。
工作機械・ロボット、半導体、社会インフラなどの市場において、AIとくにディープラーニングを装置内で活用した高度化・効率化が要求されている。ディープラーニングを運用する場合、高度な演算処理を行うGPUが必要になるとともに、消費電力と冷却条件を満たす最適なコンピュータの選択が課題となっている。
今回、PFUが提供を開始する「AR2100/AR2200ディープラーニングセットモデル」は、同社の小型組込みコンピュータ AR2100/AR2200モデル 120Lに小型、低消費電力でディープラーニング処理が可能なDeep Learningアクセラレータカードを搭載したもの。
奥行き260mmの小型筐体にDeep Learningアクセラレータカードを標準搭載し、低消費電力であるにもかかわらず強力なディープラーニング処理を体験できる。同製品には、すぐに使える物体認識、物体検出のサンプルアプリを用意し、その性能や使いやすさをすぐに体験できるスターターキットが含まれる。また、ユーザーのディープラーニング資産の活用すべく、ユーザーの要件に応じた柔軟なカスタマイズに対応するといった特長がある。
なお、AR2100/AR2200ディープラーニングセットモデルは、7月5日・6日にグランフロント大阪 ナレッジキャピタル コングレコンベンションセンターで開催される「組込み総合技術展 関西 2018(ET West)」の同社ブース(I-03)に展示される。