HowtoForgeに7月3日(米国時間)に掲載された記事「Linux dmesg Command Tutorial for Beginners (5 Examples)」が、dmesgコマンドの基本的な使い方を紹介した。dmesgはシステムメッセージバッファやカーネルリングバッファのデータを表示するためのコマンド。システム起動時に表示されるメッセージなどを表示する目的で使われることが多く、システムがどのデバイスをどのように認識しているのかを確認できる。
紹介されている主な使い方は次のとおり。
dmesgコマンドの基本的な使い方
dmseg
表示するレベルを指定しての実行 (Linuxのみ)
dmesg --level=レベル名,レベル名,...
レベル名 | 意味 |
---|---|
emerg | システムは利用できない |
alert | すぐにアクションをとる必要あり |
crit | 重大な状態 |
err | エラー状態 |
warn | 注意状態 |
notice | 正常だが注意が必要な状態 |
info | インフォメーション |
debug | デバッグレベルメッセージ |
タイムスタンプも表示(Linuxのみ)
dmesg -T
特定のデバイスに関連するメッセージのみを出力
dmesg | grep -i デバイス名
ユーザスペースメッセージのみを表示(Linuxのみ)
dmesg -u
dmesgはUNIX系オペレーティングシステムの多くに用意されているコマンド。基本的な使い方は同じだが、オプションはオペレーティングシステムごとに異なっている。詳しい使い方はそれぞれのオペレーティングシステムのオンラインマニュアルを参照のこと。