SCSKは6月28日、豊富な知識・経験を有するシニア人材の一層の活躍を促進することを目的に、2018年7月1日から新たに「シニア正社員制度」を導入すると発表した。

同社は顧客や社会に高い付加価値を提供することを目的に、多様な人材が健康でやりがいをもって働くことで、生産性の高い創造性豊かな仕事につなげる働き方改革を推進しており、シニア人材の活躍支援においては2013年7月に50代・60代の社員を対象とする包括的な人事制度として「実年キャリアプラン」を導入し、65歳完全雇用を実現している。

今回、導入を発表した「シニア正社員制度では、60歳以降の雇用を希望する正社員および専門型正社員を60歳以降「シニア正社員」と位置づけ、定年を65歳とする。

勤務はフルタイム勤務を原則に、必要に応じ個別契約として短時間勤務とする場合があるとしている。

例月の報酬としては、基本給に加え、残業20時間相当分の健康手当(いわゆる残業手当)を支給。加えて、四半期ごとに期待役割を反映したグレードに応じた額を、年度ごとに社内専門性認定制度により認定された専門性レベルに応じた額を支給する。

シニア正社員制度」の導入に伴い、従来の継続雇用制度である定年再雇用制度(原則1年ごとに契約更新する有期雇用)は廃止し、定年再雇用制度適用対象者は全員「シニア正社員」に移行する。