NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)は6月27日、同社が2014年から販売しているRPA ツールである「WinActor」に関して、クラウド上で集中管理できるSaaS型管理機能を2018年秋に提供開始すると発表した。価格は未定。

  • SaaS型管理機能のイメージ

WinActorで多数の処理を自動化する場合、現在は各PCで同製品を操作する必要があるという。

SaaS型管理機能は、クラウド上のダッシュボードにログインすることで、各PCのWinActorの動作・状態の集中管理、ダッシュボードからの各WinActorへのシナリオ実行の指示、空きPCを検索しWinActorの実行を割り当てることによるIT資産の有効利用といったことが可能。

なお同機能では、安全を確保するためユーザー企業ごとにアクセス制御を行うという。 ユーザー環境でのサーバ構築は不要なため、運用コストを抑えられるとしている。

導入効果として同社は、まず、自社でサーバを構築する手間や費用をかけずにWinActorの管理環境が利用可能になる点を挙げる。

また、WinActorの動作やシナリオを効率的に管理できるため、同製品及びシナリオの「野良化」を防止できるとしている。

さらに、ライブラリやシナリオの一元管理により、作成・運用するシナリオの品質を一定レベルに保つことができるという。