NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は6月27日、IPoE方式に対応した、高速かつセキュリティが強化された企業向けインターネット接続サービス「OCN光 IPoEサービス」を提供開始すると発表した。

IPoE方式は、従来のPPPoE方式より大容量化した設備を利用するため、混雑しにくいネットワーク構成となっているという。さらに、個人向けサービスのトラフィックを論理的に分離することで、ビジネスで必要となる、高速で安定したインターネット利用環境を提供することが可能としている。

同サービスのプランは、従来サービス比2倍の帯域設計となる「標準プラン」と従来サービス比6倍の「ワイドプラン」から選択可能。「ワイドプラン」では、Windows Updateによる通信を業務用の通信から分離することも可能。

  • IPoE方式を使うため、ネットワークの混雑の影響を受けずに高速な通信が可能

用途に合わせて、固定/動的、いずれかのグローバルIPv4アドレスを選ぶことができ、固定IPアドレスを利用すると、送信元IPアドレスによるセキュリティ認証や、防犯カメラなどの遠隔管理を行うことが可能。

そのほか、NTT Comのクラウド型セキュリティ機能をパッケージ化した、「OCN光 IPoE vUTMセット」の提供も行う。具体的には、用途に応じてセキュリティポリシーをオンラインで設定できる機能、不正の検知ログ/ブロックログといったセキュリティ対策の見える化機能を、ポータルサイト上で提供する。

「OCN光 IPoEサービス」の月額利用料金(税別)は、光回線が「フレッツ 光ネクスト ファミリー」で、IPoE対応ルーターレンタルの保守タイプとしてセンドバック保守(郵送による修理・交換対応)を選択した場合かつ固定IPについては、利用するアドレスが1つの場合、フレッツ別契約型のOCN光「フレッツ」IPoE、動的IP「標準プラン」は4,500円、「ワイドプラン」は7500円、固定IP「標準プラン」は1万1500円、「ワイドプラン」は1万4500円。光回線一括提供型のOCN光IPoE、動的IP「標準プラン」は9400円、「ワイドプラン」は1万2400円、固定IP「標準プラン」は1万5400円、「ワイドプラン」は1万8400円。

「OCN光 IPoE vUTMセット」の月額利用料金(税別)は、フレッツ別契約型のOCN光「フレッツ」IPoE vUTM スタンダード「標準プラン」が1万5000円、光回線一括提供型のOCN光 IPoE vUTM スタンダードのファミリー「標準プラン」が1万9900円、マンション「標準プラン」が1万7650円となっている。