NECは6月27日、RPA(Robotic Process Automation)ソリューションのラインアップを強化し、企業内の共通業務を自動化する「NEC Software Robot Solution for Biz」を9月より提供開始すると発表した。
同社は既に「NEC Software Robot Solution」を提供しているが、新ソリューションは処理量がより多い業務やセキュリティが必要とされる業務に適している。
具体的には、全社システムと連動した大規模な業務や複数部門が同時に利用する運用形態など、並列かつ大量の業務を自動化し高速に処理することが可能で、情報システム部門やRPA専任チームに、全社で利用するソフトウェアロボットの開発やRPA導入後の運用を一任できる。
RPA導入支援サービスのメニュー内容も刷新し、RPA導入時に重要な要因となる、適用効果が高い業務の選定や導入後の運用ルールの策定などを支援するメニューを新設する。
価格(税別)は、「NEC Software Robot Solution for Biz」が230万円から、「導入・運用ルールコンサルティングサービス」は330万円、「導入・運用ルール策定サービス」は240万円となっている。
NECのERPソリューション「EXPLANNERシリーズ」においてもRPAとの連携を図るため、人事給与ソリューション「EXPLANNER/S」を発売。要員別スキル・履歴のデータ収集や適材人材配置などの業務を自動化し、人事給与業務の効率化を図る。「EXPLANNER/S」の価格(税別)は20万円から。
加えて、RPA導入の加速に向けて、パートナー企業への支援を体系化したプログラム「NEC Software WORKS for RPA」の募集を同日より開始する。
同プログラムでは、RPA販売スタートキットや専用教育メニューなど、パートナー企業が最適なRPAソリューションを提案する上で役に立つ各種特典を提供するほか、パートナーとの共創プログラムによってRPAソリューションが提供する価値を拡大していく。