「ハッカー(hacker)」という言葉はさまざまな意味で使われている。コンピュータシステムに不正にアクセスする人物を指すケースや、優れた知能や技術・驚くようなアイデアで難問を解決する高いレベルのエンジニアを指すケースなどがある。前者はクラッカーと呼ばれることもある。
HackerOneは6月25日(米国時間)、「70% of IT Pros Want to Redefine “Hacker” in the Cambridge Dictionary|HackerOne」において、Infosecurity Europeに参加したITプロフェッショナル261名にアンケートを取ったところ、70%以上がケンブリッジ辞書(Cambridge Dictionary)に記載されているハッカー(hacker)の説明から「illegally(不正)」という言葉を削除すべきと考えていることがわかった説明としている。
ケンブリッジ辞書にはハッカーの説明として「a person who is skilled in the use of computer systems, often one who illegally obtains access to private computer systems (コンピュータシステムの使用に精通している人、しばしはプライベートコンピュータシステムに不正アクセスする人)」という記述があり、この記述から不正(illegally)という言葉を削除すべきと考えているようだ。