富士通は、製造業など、ものづくりの現場に点在する業務データや設備機器、エッジサーバ、センサー等からの様々なデータを収集、蓄積、加工し、ユーザーシステムと連携を行うサービスの基盤「FUJITSU Manufacturing Industry Solution COLMINA(コルミナ、以下、COLMINA)」の認定制度「COLMINA Ready Program」を立ち上げ、6月より運用を開始したと発表した。
「COLMINA Ready Program」は、製造現場の機器やセンサー、ゲートウェイ、ソフトウェアなどに対して「COLMINA」との接続を検証済であることを認定する制度。
検証作業には、富士通が用意する「COLMINA」の仕様書と検証環境を使い、対象製品と「COLMINA」の接続を構築しデータを検証する。富士通技術者のサポートのもと一連の作業を実施することで、数週間から1カ月程度で認定が完了し、WEBサイトで認定情報が掲載されるという。
これまで、さまざまな設備や機器からのデータ取得すための開発や検証作業に時間と労力を要することが課題になっていたが、今回の制度により、認定済の製品と「COLMINA」を組み合わせることで、開発・検証作業の時間と労力を抑えつつ、COLMINAによる製造情報や設備稼働情報を取得する仕組みを構築できる。
今後は、本制度による認定製品を拡大し、2020年度末までに累計200機器の認定を目指するという。