Doctor Web Pacificは6月19日、企業向けウイルス対策製品「Dr.Web Enterprise Security Suite バージョン 11.0 (REL-1100 201805140)」をリリースした。
同製品には、Windows向けアンチウイルスエージェントの最新バージョンが組み込まれたほか、初めて機械型学習が導入され、UEFIファームウェアにおける悪意のあるコードを検知する。
Serverコンポーネントにおいては、集中管理およびアンチウイルスネットワーク展開の利便性が向上し、集中管理の機能が改良されたほか、発見されたエラーが修正された。また、外部データベースとしてのMySQL と PostgreSQL バージョン 10 のサポートが追加された。
新たなユーティリティとして、スクリプト(実行ファイルdrwcmd)を処理するDr.Web Server リモート診断ユーティリティが実装され、基本的な管理と動作ログ閲覧のために、Dr.Web Serverへのリモートアクセスが可能となった。
プロキシサーバにおいては、Security Control Centerから設定の管理が可能になったほか、連携しているエージェントを用いてインストールおよび削除に対応した。
Dr.Web Enterprise Security Suiteのすべてのユーザーは、バージョン11へ無償で移行できる。