HowtoForgeに6月13日(米国時間)に掲載された記事「Linux sha1sum Command Tutorial for Beginners (with Examples)」が、sha1sumコマンドの使い方を伝えた。sha1sumはSHA1メッセージダイジェストを計算するコマンドで、ファイルやデータのチェックサム作成およびチェックサムを使った検証に利用できる。
紹介されている利用方法は次のとおり。
ファイルのSHA1メッセージダイジェストを計算して出力
daichi@ubuntu1804:~$ sha1sum test.txt
1df7d53da513ae2147195b2fe58c99bfcce6ffb1 test.txt
daichi@ubuntu1804:~$
保存したSHA1メッセージダイジェストを使ってファイルを検証
daichi@ubuntu1804:~$ sha1sum test.txt > test.sha1
daichi@ubuntu1804:~$ cat test.sha1
1df7d53da513ae2147195b2fe58c99bfcce6ffb1 test.txt
daichi@ubuntu1804:~$ sha1sum -c test.sha1
test.txt: OK
daichi@ubuntu1804:~$
sha1sumはダウンロードしたファイルが壊れていないか、または書き換えられていないかを調べるために使われることが多い。似たようなコマンドはmacOSやFreeBSDなど他のオペレーティングシステムにも存在している。
しかし、他のオペレーティングシステムとはコマンド名が異なるほか、使い方は似ているもののオプションや出力の形式が異なっている。このため、生成されたメッセージダイジェストを利用するには、対象とするコマンドが理解できる形式にフォーマットを変換しておく必要がある。