Microsoftは2018年6月13日(現地日時)、Microsoft OfficeにWindows 10と同じFluent Design Systemを適用することを、公式ブログで明らかにした。近々で変更が加わるのは「簡略化したリボン」「新色とアイコン」「検索」の3カ所。

簡略化したリボンは文字どおり、冗長とも言えるリボンのアイコンをシンプル化する。作業スペースの拡大を目的に、各タブに対するアクションが現れる仕組みだ。既存のように3行表示に戻すこともできる。これらの変更はWord Onlineから提供を始め、Office Insidersを選択している場合は2018年7月からOutlookから適用を開始する。

  • 新たなOffice 365ではリボンの簡略化が加わる(画像すべては公式動画より抜粋)

    新たなOffice 365ではリボンの簡略化が加わる(画像すべては公式動画より抜粋)

新色とアイコンは従来のビットマップからスケーラブルに置き換えたアイコンでモダンなユーザー体験を提供するという。これらの変更はWord Onlineから提供を始め、Office Insider選択時は2018年6月後半からWord/Excel/PowerPointに提供する。また、同年7月からOutlook、同年8月はmacOS版Outlookに展開する予定だ。

  • リボンを選択すると、見慣れたアイコンがシンプルに現れることが確認できる。また、全体的な配色も落ち着きが出た

    リボンを選択すると、見慣れたアイコンがシンプルに現れることが確認できる。また、全体的な配色も落ち着きが出た

検索はMicrosoft Graphを用いた"ゼロクエリー検索"を用いた新機能。検索ボックスを選択するだけで、最適な検索を提案する。本機能はOffice.com、SharePoint Online、Outlook for Mobileでは有効済み。2018年8月にはOutlook Onlineにも導入する予定だ。
  • ゼロクエリー検索で利用者が必要と思われる検索候補を提示する

    ゼロクエリー検索で利用者が必要と思われる検索候補を提示する

  • Office.comのUIデザインも大きく変更する予定だ

    Office.comのUIデザインも大きく変更する予定だ

阿久津良和(Cactus)