KDDIは6月14日、東京大学 中尾研究室、トライポッドワークス、プロドローンと共同で、ドローンを活用した設備検査、農業支援、災害救助などのソリューションや撮影サービスなどのサービス実現に向け、次世代移動通信システム「5G」を用いたドローンからの4K映像伝送実験に国内で初めて成功したと発表した。
同実験は6月8日に行われたもので、東京大学の柏IIキャンパスのサムスン電子製5G装置で構築した実験エリアにおいて、プロドローン提供のドローンに搭載した4K高精細カメラからの空撮映像を、5Gに対応したタブレットを通じてリアルタイムにアップリンク伝送できることを確認。さらに、上空約150mから安定した4K高精細映像の伝送を可能とした。
将来的には、建物や橋梁などの検査や農作物の育成状況の確認などさまざまな分野で、ネットワークにつながるドローンからの鮮明な映像を活用したソリューションの提供が可能になるという。