エコモットは、国土交通省が建設現場の生産性向上を図る「i-Construction(アイ・コンストラクション)」を推進するために設立した「i-Construction推進コンソーシアム」に加盟したことを発表した。

  • 「i-Construction」ロゴマーク

    「i-Construction」ロゴマーク

i-Constructionは、国土交通省が2016年度に導入した建設現場の生産性向上に向けた測量、設計、施工、管理にいたる全プロセスにおいて情報化を前提とした新基準。2025年までに建設現場の生産性を2割向上する事を目指している。

今回、エコモットが加盟したi-Construction推進コンソーシアム(以下、コンソーシアム)は、i-Constructionのさらなる推進に向けて、多様な分野の産学官が連携し、IoT・人工知能(AI)などの革新的な技術の現場導入や3次元データの活用などを進めることで、生産性が高い新たな建設現場を創出するために、2017年1月に設立されたもの。

同社は、このたびのコンソーシアムの加入により、多種多様な分野における産官学のコンソーシアム会員との交流を深め、さまざまな利用シーンへの対応、AIやVR等の革新的な技術の組み込みなどにより、建設情報化施工支援ソリューション「現場ロイド」の開発を推進し、建設現場の更なる生産性向上、安全性向上に努めていくとしている。

具体的取り組みの事例として、IoTによるセンサーデータ収集とAIによる予測を組み合わせた「サインロイド2」のピンポイント風速予測機能は、市場ニーズを捉えたサービスとして順調に売り上げを伸ばしているという。また、今後はAIエッジカメラ「MRM-900」を用いたフルハーネス型安全帯着用のリアルタイムチェックなど、人手に頼らない異常検知や、AIによる予測を利用した省人化や安全性、生産性向上の取り組みなどが挙げられ、同社は今後もより実効性の高い生産性向上の実現に向け、サービス開発を続けていくということだ。

  • i-Construction推進コンソーシアムについて(出典:国土交通省ホームページ)

    i-Construction推進コンソーシアムについて(出典:国土交通省ホームページ)