Paidyは6月8日、決済サービス「Paidy」が電子書籍、映像、画像、音楽などのデジタルデータおよびアプリ、ソフトウエアなどのデジタルコンテンツに対応したと発表した。

決済の流れとしては、決済画面でPaidyを選択し、メールアドレスと携帯番号を入力し、遷移した画面に認証コードを打ち込み、氏名・住所を入力すると決済が完了する。

  • デジタルコンテンツ決済の流れ

    デジタルコンテンツ決済の流れ

デジタルコンテンツ産業の市場規模は、スマートフォンやタブレット端末の普及・進展などにより、増加傾向にあり、このうちモバイルコンテンツ市場は2016年には前年比20.0%増の1兆8757億円の規模となっており、市場の拡大に伴い、決済手段の拡充を図るため後払いや翌月払いの決済手段の導入を検討するEC事業者も増加している。

しかし、デジタルコンテンツのように物理的な配送を伴わない商品の販売については、EC事業者がユーザーのニックネームしか入手しない場合もあり、特に後払いサービスの提供企業においては、請求書送付の問題により、取扱い対象を制限せざるを得ない状況にあったという。

デジタルコンテンツを販売しているEC事業者がPaidyを導入することで、ユーザーに翌月払いのサービスを提供することが可能になる。