コクヨは6月7日、小学校低・中学年向けに、鉛筆に筆記の動きを認識するアタッチメントを装着し、スマートフォンと連動させることで、日々の筆記量を可視化するIoT文具「しゅくだいやる気ペン(仮)」の開発に着手したと発表した。
同社は、宿題と書くことには密接な関係性があり、書くことに“楽しさ”を加えることで、子どもが自発的に宿題に取り組めるような工夫ができないかと2016年より企画を開始し、プロトタイプでの実現性を検証してきたという。
「しゅくだいやる気ペン(仮)」は市販の鉛筆にアタッチメントを装着するだけで利用できる。アタッチメントは加速度センサーとBluetoothを搭載し、筆記の動きをデータとして蓄積、筆記量に応じてLEDが点灯する。
蓄積されたデータを「勉強パワー」としてスマートフォンを介して連動するアプリに取り込むことで、日々の筆記量(努力)が可視化化される仕組みになっている。電池は充電式で、マイクロUSBで充電する。
将来的には、溜まった「勉強パワー」に応じて、文具などのごほうびに交換できるサービスの実現を検討しているという。
「しゅくだいやる気ペン(仮)」の商品化に向け、クラウドファンディグサービス「Readyfor」において、支援者を募る。一般ユーザーの意見を取り入れながら、2019年春の発売を目指す。