日本ユニシスは6月6日、夏目綜合研究所とセキュリティやマーケティングなど幅広い領域でのサービス創出に向けた検討を開始するため、業務資本提携に関する合意書を締結したと発表した。
両社は、夏目綜合研究所が保有する「人の情感を数値化する瞳孔解析技術」と、日本ユニシスが持つ先端ICTおよびシステム提供の実績をもとに、正確に消費者ニーズを把握したサービス創出を目指す。
夏目綜合研究所が保有する瞳孔解析技術では、計測環境の明るさや、呼吸や心拍などの外部影響を除去し、注目や興味・関心による瞳孔反応のみを抽出することができる。瞳孔反応に関する独自の基準値を有しているため、客観的評価が可能だ。
また、機器など装着せず非拘束で計測できるため、測定によるストレスが少なく日常に近い状態で測定可能。さらに。瞳孔解析と表情解析の両解析を合わせることで、より正確な解析が可能だという。
日本ユニシスは夏目綜合研究所と共に、瞳孔解析技術を社会課題の解決に活用できるフィールドを模索し、連携する企業や団体とのビジネスエコシステムの中からそれぞれの技術や強みを組み合わせ実装することで、世界中の人々が健康で安全で安心して暮らせる社会の実現を目指す新たなサービスを創造していく。