日本ヒューレット・パッカード(HPE)は6月5日、Red Hatと共同で企業がコンテナを実稼動環境に対して、迅速かつ大規模に導入可能にするソリューションを発表した。
今回、Red Hatのコンテナアプリケーション基盤「Red Hat OpenShift Container Platform」を、コンポーザブル・インフラストラクチャである「HPE Synergy」上で稼動させ、実環境を踏まえた最適な構成を実証した。
また、ユーザー企業のRed Hat OpenShift Container PlatformのHPEプラットフォームへの実装を、実証実験から実稼働に至るまでサポートするサービスを提供。
HPE SynergyおよびHCI(ハイパーコンバージドインフラストラクチャ)製品「HPE SimpliVity」と、Red Hat OpenShift Container Platformをリファレンスアーキテクチャに沿って組み合わせ、構築サービスおよび教育サービスを1つにパッケージ化した「コンテナ Shift(シフト)パック」により、企業のオンプレミス基盤をコンテナを利用したハイブリッドクラウド基盤に移行することを支援。
製品の統合により、コンテナ移行サービスやリファレンスアーキテクチャ、コンテナ向けコンポーザブル・インフラストラクチャ、コンテナ向け永続ストレージ、迅速な展開と自動化、コンテナデータの保護、堅牢なセキュリティを提供するという。
HPE Pointnextのコンテナ移行サービスにより、ユーザー企業のRed Hat OpenShift Container Platformの迅速な導入と移行を支援するほか、コンテナプラットフォームの開発から運用へ展開する際にストレージ製品「HPE 3PAR」「HPE Nimble Storage」と組み合わせた、HPE Synergy上でのRed Hat OpenShift Container Platformの検証済み構成などを提供する。