パーソルキャリアが運営する転職サービス「DODA(デューダ)」は6月4日、22~59歳のビジネスパーソン5975人を対象に「転職したい会社」を調査した結果をまとめた「DODA転職人気企業ランキング 2018」を発表し、男女別のランキングを公開した。

2018年の転職人気企業ランキングを男女別に見ると、男性は昨年と同様、第1位がトヨタ自動車、第2位がGoogle、3位ソニーだった。一方、女性は、トップ2は昨年と同様、第1位Google、第2位トヨタ自動車だったが、第3位は楽天となった。

楽天は前回6位から順位を上げてトップ3にランクイン。「社食が朝、昼、晩とも無料で福利厚生が期待できる」「英語のコミュニケーションが楽しそう」といったメディアでも多く取り上げられている独自制度が支持を集めたとのこと。

50位以内の企業を見ると、全体的に女性が企業を選択する上で「働き方」や「働く環境」だけでなく、「成長」「将来性」または「社会性」などを重要視する傾向が強くなってきたと考えられるという。

今回見られた大きな変化としては、根強い人気のある航空業界や食品・日用品に加えて、スマートフォンを軸にしたIT関連の商品やサービスが上位に挙がってきていることが挙げられている。例えば、第11位のApple Japan(前回19位)、第12位のアマゾン ジャパン(前回30位)、第18位のLINE(前回圏外)、第21位のクックパッド(前回45位)といったIT系企業はいずれも前回から大きく順位を上げた。

また、50位までで圏外からランクアップした企業は、第28位の任天堂、第31位の電通、第35位の日本IBM、第41位のキーエンス、48位のサイボウズ。いずれも、業績好調で成長している企業であり、将来性に期待を持って希望している傾向があるという。

  • 「DODA転職人気企業ランキング 2018」男女別ランキング上位20社 資料:DODA