日立製作所は6月1日、板金加工機械メーカーのアマダとIoTを活用し工場における生産からサプライヤーも含めたバリューチェーン全体までの最適化に向けた協創を開始すると発表した。

  • アマダ富士宮工場

    アマダ富士宮工場

今回は協創の第1ステップとして、アマダの富士宮工場において、日立のIoTプラットフォーム「Lumada」を活用した先進モデルを順次構築。モノづくりの革新を実現するとともに、アマダの他の国内外の工場への適用拡大を目指す。

具体的には、日立の「Lumada」を活用した高効率生産モデルの導入による工場での生産の最適化から、製造現場のKPIを一元的に見える化する製造ダッシュボードまでの高度な生産システムを、アマダの「V-factory」と連携して構築する。さらに、国内外のサプライヤーとの生産情報連携など、バリューチェーン全体の最適化を目指し、将来的には、富士宮工場のスマートファクトリー化を足掛かりに、アマダの国内外の製造拠点への適用拡大を図っていく。